「大海の水も一滴から・せっかく乳がんになったのだから」の思いを大切にした仲間たちと25年の活動

アジアへ・医療が困難な方たちへの医療支援

1993年シンガポール滞在中に乳がんに罹患し、インフォーム・ドコンセントの充実、セカンドオピニオンの推奨、人間の尊厳を大事にする幸せな医療に出会い、いのちを助けて頂きました。「人は一人では生きていけない、人生は無限ではない」ことを実感した乳がん体験に感謝です。今から30年も前のがん=死の時代でしたが、シンガポールで多国籍の医療提供者にいのちを助けて頂いた「感謝と恩返し」の気持ち、いのちへの賛歌の思いは今でも心に強く刻まれております。帰国後の1998年、感謝と恩返しの思いで、患者への情報開示や自己決定の支援を目指して患者会を立ち上げました。患者会立ち上げ時に、病になっても医療を受けられない方や災難に出会い困った方々に・・・「助けて頂いたいのちを活かした何かができないだろうか」』と思い、患者への支援とともにいのちを見つめた「感謝のおすそわけ活動」をしたいと強く決意しました。

大海の水も一滴からの思いで1998年時にスタートしたボランティア活動も多くの方々のご協力と仲間たちの支えを得て、お陰様で25年を迎えることができ、支援に繋がりました。