絵子の縁側便り 3月号
2025年3月
玉井 公子
今年の2月の寒波は厳しかったですね。大雪の被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。生まれ育った大阪は、本当に雪が少なくて5ミリも積もれば大雪だと、子どもたちは雪をかき集めて泥まみれの雪だるまを作ったものでした。二十歳の時に東京に引っ越してきて、20センチの雪を見たときには、大して変わらないだろうと思っていた気候の違いに大変驚きました。
天気予報によると、今年の春は一気にやって来て初夏の陽気になるのも早いとか。年々春と秋が短くなって四季ならぬ二季になってしまいそうですね。
とはいっても春の足音は確実に近づいていて、満開の梅にメジロが止まっていたり、チューリップの目が顔を出し始めたり、花屋さんの店先もにぎやかになってきました。
昔から日本人の好きな春の花と言えば、梅・桃・桜では無いでしょうか? まだ葉をつけない木の枝いっぱいに花を咲かせる姿は特別感が有ります。遠くから見る桜並木や梅林、桃畑は景色の中に広がっていく春を目に見せてくれているようです。
さて、ここでクイズを一つ。梅・桃・桜はどの順番で咲くでしょうか? もちろん地域差や個体差は有りますが平均的な順番という事です。梅が真っ先というのは異論が無いと思いますので、桃と桜。
- 桃が先で桜が後
- 昔は桃が先だったが、温暖化で桜が先になった
- 昔は桜が先だったが、品種改良で桃が先になった
- 昔から桜が先で桃が後
どれでしょう?
答えは4です。桜が先で桃が後。地域の気温や品種の差は有りますが、その順番で咲きます。
桃の節句と言われるひな祭りは3月3日。旧暦だと2025年は3月31日です。
一方桜は西行法師が「その如月の望月の頃」と詠んだ旧暦2月の満月。今年は3月14日に当たります。平安時代からこの順番で咲いていました。
温暖化のせいで年々桜の咲くのが早くなってきています。私の子どもの頃は、桜=入学式でしたが、今は卒業式の花となっています。旧暦と新暦はズレが有って、大きいときには一月ぐらい変わってしまいますが、この順番は変わらないのでクイズの答えに影響は無いかと思います。
ピンクには免疫力を上げる効果が有ると聞きました。春の花を見て心も体も元気をもらってお過ごしください。ブーゲンビリアのお花見は下記です。どうぞご参加ください。花粉症に負けるな!
会場 : 昭和記念公園
集合場所:伊勢丹立川店2階正面玄関円形ベンチ
時間:11時30分 ※時間厳守
参加費 : 無料
要申し込み
持ち物:弁当 飲み物 公園で座るシート 入園料等
少雨決行・荒天の時は、お問い合わせください
参加申し込み・問い合わせ:内田 090-6495-5856
イベントページは こちら
Photo by 玉井八平氏(玉井公子副理事長父) 昭和記念公園にて