♪ブーゲンビリア第109号(通巻176号)2014年1月号より

 新年あけましておめでとうございます。お揃いでよき新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。多くの皆様方のお力添え、ご協力のお陰でブーゲンビリアの活動も無事17年目に入ることが出来ました。ありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 新年を迎えるのに当たって、いつもとは少し違う改まった気持ちで、大掃除をして、松竹を立て、戸口を飾り、特別のご馳走を用意します。1年中バタバタしながらやっと大晦日にたどり着くような暮らしぶりですが・・・なぜか除夜の鐘を聞くと、厳かな凛とした気分になるのは、脈々と受け継がれた日本民族の血なのでしょうか。

 元旦の朝は空気から違います。清新なピーンと張りつめた空間、晴れやかな気持ちで、互いに年賀の挨拶を交わし、神仏に詣で家内安全・健康を祈ります。毎年変わらない新年を迎えられることこそありがたい事なのだと気づかされ、感謝の気持ちで一杯になります。

 「一年の計は元旦にあり、一日の計は朝にあり」との先人たちの言葉に皆さんは、何を計画なされるのでしょうか。挑戦し続けることが、生きがいになるのだと言われていますが、いくつになっても、よい師とのめぐり会いは一生の宝ですね。

 フランスの詩人ルイ・アラゴの有名な言葉に「教えるとは希望を語ること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと」とあります。希望とは成長し続ける未来を見抜き祝福する英知。また誠実とはまやかしのない姿勢と真摯な努力の継続。「人間初めに夢ありき」学び、挑戦し続ける姿勢を忘れず精進したいものです。かけがいのない自分は、たくさんのいのちと時間と繋がっているのですから大事にしたいですね。

 繰り返しになりますが、今の自分・そして親2人・祖父母4人・祖祖父母8人・・・・。

 10世代で1400人・20世代で100万人を超えるいのちと繋がっているそうです。

 健康と120歳までの「長寿と幸せ」を手に入れる有効な手段は、一日10分間でいいので、我欲を捨て、清んだ気持ちになって「地球の将来はどうなるのか」、「宇宙や人類は、今、何をするべきか」など等について考える時間や瞑想の時間を持つことが、「いのちをみなぎらせる」大切な時間。幸せへの近道と先人たちの知恵が教えてくれました。

 皆様方の健やかな病回復と健康に恵まれた良き一年となりますよう深くお祈り申し上げます。