♪ブーゲンビリア第49号(通巻116号)2009年1月号より

 新年明けましておめでとうございます。皆様にはよき新年をお迎えになられた事とお慶び申し上げます。
 ブーゲンビリアの活動も11年目に入りました。これからも初心を忘れず、お仲間の皆様と共に、力を合わせ、明るく!楽しく!仲良く!をモットーに、実りある一年にしていきましょう。
 今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 お正月になると、決まって床の間にかけられていた初日の出と富士山の掛け軸の絵が、懐かしく思い出されます。
 日本一の富士の山、どこから見ても裾野を広く引いた優美な円錐形の稜線の美しさは、新年のいつもとは違う凛とした清々しい空気ととても似合っていて、おのずと身が引き締まるような気がいたします。
 紺碧の空と白い雲、夕日に染まる黄金の雲海、赤富士、男富士、女富士、静寂な星月夜の富士山。
 二つとない唯一の山という意味「不二」、永遠の美に感応して「不死」、自然の精神性という面での完成された豊かさを認め「福慈」、などの当て字があるの結婚してから知りました。
(夫の実家は山梨県ですが、静岡県寄りで、富士山は荘厳さが増して見えるとか…)

 仰ぎ見る者の心を浄化せずにはおかない清澄さと荘厳さ神秘さのせいでしょうか、五千年もの間、現在の美しい富士山の姿形がつづいているとか…。
 そんな富士山の絵姿をありがたく感じるのも日本民族の血なのか、還暦間近の歳せいなのかよく分かりませんが、富士山の霊気の御利益に感謝したい気持ちになります。

 一年の計は元旦にありとか、一日の計は朝にあり、と言われています。
 計とは数を数える事であり、もくろみをたてることであり、計画や心づもりがしっかりと整理されているさまをあらわすこと、と言われているようです。
 計画をきちんと実践し成功させるための必要不可欠な条件と、よく言われていのはPDCAサイクルです。
 皆様、既に体験済かも知れませんが、ご紹介させていただきます。

 PDCAサイクルとは「計画→実行→評価→基づく見直し」のサイクルの事です。
 一年の計は元旦にありですから、年初めに一年の計画をたててみてはいかがでしょうか。
このサイクルは仕事や人生の重要課題に限らず、日々の生き方、暮らし方の行動計画に活用できるのではないかと思います。
私もお得意の…三日坊主にならないよう…、いつものように立派な計画を立て、今年こそそれを実行し、途中検証のチェックをして、さらに見直しアクションを試みるというプロセスを経て達成したいと…。
年女ですから今年こそ、お題目や掛け声、初夢で終わらないように、チャレンジをしようと決意しております。

 
 私たちは、日々の丁寧な暮らし方が何より大事なことを、人生が無限ではなく、有限である事、時間の大切さ、生きることの大切さを「がん」という病気を通して学びました。
 また、多くの人に助けていただいた「いのち」ですから、今度は恩返しに、何か役立つ事を、何か喜ばれる事を、少しずつ積み重ねていきたいと思います。

 PDCAサイクルを効果的に活用する準備や心構えについて考えてみましたが、実践のお供にいかがでしょうか。

 ① 人は心が動いて、それから行動がともなうことが多いので、計画を立てる前に、心がぶれない様、心の整理・整頓をしておくこと。
 ② 計画や行動中に迷いが生じたら、基本に戻り、何が大事か優先順位をつけること。
 ③ 正しく筋道を通し、自分勝手ではない、その本質の優先順位の順序づけを整理する。
 ④ 計画・実行・評価・見直しを開示することにより、実践力に磨きをかける。
 ⑤ つまずきや失敗や挫折を恐れずにチャレンジ精神をなにより大事にする。

 行動しなければ何も始まりません。時には、困難にも遭遇する事もあるでしょうが、勇気を持ってゴールを目指して頑張りたいと思います。
 人間同士が理解する事や国際的な異文化の理解にしろ、それが自分中心の理解であったならば、それは相手を真に理解することとはいえないのかもしれません。
 しかし、同じ人間同士、共感の心で相手をしっかり受け止めて生きていこうとする決意はできるかも知れません。自己受容はイコール他者受容を心がけたいと思います。

 [理解は愛の別名]と言ったタゴールのあたたかな言葉を思い出します。
 皆様の年始めのPDCAサイクルが達成できますように!!
 そして、皆様の2009年が愛であふれる年になりますように!!